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2009年11月28日 (土)

天体写真の印刷考

ブログにアップしたデータをレベル調整(下のレベルを40くらい)しただけでは実際に印刷すると冴えない画像になります(メリハリが無い)。私は安物モニターですしプロファイルもいい加減ですから、色々ためしました、シャドウ側の階調幅を広げるのとハイライト側を少し飛び気味にすると星雲の淡い部分も出てメリハリが付くようです。光害を消すためにシャドウ側の階調圧縮してますから大変です。取りあえずトライしたNGC2303とNGC2903です。Ngc2403a Ngc2903a

こんなんで満足するなと言われそうですが、別にコンテストに参加するわけでもなく自己が満足できればと思います。色はウエブと同じですが階調は少し変えた方がいいという結論でした。

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2009年11月26日 (木)

系外銀河の季節です

せっかくの晴れで夜半には月も沈むということでC14鏡筒による系外撮影しました。シンチレーションは少ないですが透明度は今一です。まずは前回ガイド星の都合でCCDの端で撮影したNGC2403(キリン座)をリベンジしました。視直径の大きなカラフルな銀河です。RGB:各15分X2枚とL:15分X4枚(トータル2時間30分)。Ngc2403

なぜメシエ番号が付いてないか不思議と思うくらい明るい銀河です。

次にL画像を薄明まで流すつもりでNGC2903(しし座)を撮影しました。RG:15分1枚とB:15分2枚とL:15分5枚(トータル2時間15分)。

Ngc2903 本日も晴れそうで月没から4時間可能そうですが体力が持ちませんのでパスです。ああ、勿体無い(でも曇るかも)。

追記:

月がしずむまで遊びで撮影していたのがIC342(きりん座)です。ひどい画像ですが、すごく大きく淡い銀河ですが以外とカラフルで面白そうです。光害の無い所で長時間露光による撮影に挑戦したくなります。私の機材の75EDHFならRGB:30分露光、L:20分露光くらいか。平谷あたり北が暗いのでいけるかも。Ic342

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2009年11月25日 (水)

結露の夜のおまけ画像(IC2177)

馬頭が西の光害領域に入ったため今度はもう少し東低空ということでIC2177(いっかくじゅう座)を狙いました。さすが低空なので光害の影響を多少うけます。冬の銀河の中なので微光星が、うるさいくらいあります。散開星団も上中央のNGC2335、その南西下(実際は東下地図表記だと逆になります)のNGC2343などが見られきらびやかです。もう少し画角的には南側もほしいですがとてもモザイクする程の時間も体力がありません。帰り道少し我慢できず鞍が池SAで仮眠しました。今は筋肉痛で大変、年のせいか回復が遅いです。Ic2177

翼を広げた、わしの雰囲気出てるでしょうかアメリカではカモメ星雲とM16と区別するようです。頭の部分はNGC2327。

次は春の系外ねらいでしょうか。

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2009年11月24日 (火)

結露に負けそうな夜

新月前後の最終チャンスと思い、プチ遠征決行。香嵐渓の紅葉ライトアップを甘くみていました大渋滞にはまり込んであわてて少し戻り夜間初めての迂回ルートを走行しました。不安一杯のナビだよりでなんとかG村に到着できました。月が沈むまでの間に十分準備して撮影に望もうとしましたがファインダーで星が見えません、あれーキャップを外しわすれたかと見たら対物レンズに水滴がびっしり、フードの有るガイド鏡と撮影用75EDHFにも曇りガラス状態一応カイロを付けたのですが対抗できません。望遠鏡や赤道儀も露でびっしょり。とても天頂が撮影できる状態では有りません。馬頭辺りはフードの陰ぎりぎりと思い撮影しました。撮影中対物レンズを覗きこむとかすかな曇り状態でした。現地にはエニヨールさんやもちさんがいて歓談や観望しながら撮影できたため、ダメ元で撮影できました。取りあえずレベル調整とデジタル現像とトーンカーブをいじった画像です。

R:15分X4枚、G:15分X2枚、B:15分X4枚(合計2時間30分)のRGB合成画像です。SEⅡ赤道儀と75EDHF鏡筒とArt4021MカメラとBGRL RS2フィルター。

少し露にまけてるかな。なかなか完璧に撮れたことが有りません。Ic434

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2009年11月17日 (火)

光害地の画像処理

前回、印刷すると欠点がよくでると書きましたが、光害地の主な欠点はバックグラウンドと銀河の淡い部分の光害の斑成分です。この部分は印刷した時の面積も大きくよく目立ちます、そのため私はヒストグラムの左側を圧縮して押さえます。Test

図のAの部分でBのようにトーンカーブをいじります。本当はバックグラウンドから淡い部分への滑らかな変化のために重要な部分ですが光害のため犠牲にする部分と割り切ります。十分なL(輝度)画像が撮れないと救える淡い部分が減って銀河の淡い部分が抽出できません。光害の酷い市街地では必要な画像処理だと思っています。他にいい処理方法が有れば教えてください。

印刷用に再処理したNGC891とM81を再度掲載します。

この処理のためNgc891M81南東側にあるPGC28757銀河14.4等が消えてしまった。元画像では存在するが光害のノイズと同一レベルで抽出できませんでした。 M81

SI6のマスクとシャープ処理も利用しています。

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2009年11月15日 (日)

昨晩の収穫の最後はM81

もう薄明までL画像を重ねるつもりでL画像10分X9、R画像15分X2、GB画像各15分、合計2時間30分の露光をしました。おおぐま座M81(NGC3031).M81

渦巻きが綺麗です。

一応処理したのですが、明日になれば気にいらず再処理を繰り返すのでしょうね、M82と一緒にしたいですがこの画角では無理ですね。

マイナーな対象も少しずつ撮りたいのですが天候がそれを許しませんね。さすがに銀河の淡い部分は新月時に狙わなければ出ませんから。晴れが続いてほしいなー。

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次のターゲット(NGC2403)

昨晩は銀河シリーズにするつもりでNGC2403キリン座をねらいました。。オフアキシスのガイド星が見つからないので対象を中央から移動させてしまいトリミングしたら窮屈になった。しかしこんな大きな銀河とは知らなかったため時間が惜しいとそのまま撮影を続行しました。Ngc2403

腕にHⅡ領域や青い若い星の集団が見え活発な銀河です。この銀河もM33と同じように近い銀河でノイジーに写ります。化粧をほどこしたくなります。これも空の暗い所で短焦点に向いた対象のようです。一度スバル望遠鏡による画像を覗くとノイジーなのが判ります。

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なんとか晴れてくれた(NGC891)

どこへ行くか検討したところ土曜の夜であり、いつものプチ遠征先では観望の方が沢山来られる可能性が高く、遠慮して中部国際空港近くの観測小屋にしました。透明度は良さそうですがシーイングは良く有りません。透明度が良いといっても光害のため星座がたどれる程の星しか見えません。初撮影のアンドロメダ座NGC891をまず最初に撮影です。取りあえずさっと処理してみました。Ngc891

銀河を真横から見た状態です。中央に暗黒帯が見えています。我々の銀河も横からみればこんな感じでしょう。

機材:C14望遠鏡+ジャイアントイージーガイダー+LPS-P2フィルタ+BGRL RS2フィルタ+ART4021Mカメラ+JP赤道儀(K-ASTEC改)

LRGB合成:L10分X5枚RGB15分X各2枚(総露光2時間20分)

シーイング不良で星が大きくなってしまいました。ピント合わせも星像が変形するので難しいのでエイ・ヤーと適当です。

やっとストレス発散ができました。

ところでまだ蚊がいました、車の温度計でも朝方の温度が15度ですから根性の有る蚊がいるもんです。

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2009年11月11日 (水)

つぶやき

最近の天文雑誌について密かにつぶやきたくなった。私の思いだけなのでコメントはしないでください。まず盗作問題についてまったく他人事のような態度はひど過ぎる。次に画像処理問題と同時に取り上げることにより焦点をぼかそうとしている。某誌など表紙写真で明確に鑑賞作品なので自分で撮影した物なら美しく感じる作品ならなんでもよいと方向づけまでしている。なんか私の進歩しようとしている努力を、否定されているように感じる。(私の考えが古く現代に合ってないのかも知れない。もう星にロマンは無いのかも知れない。)次の作品のような物でも問題無しとなるのかな?自分で撮影した作品を画像処理しただけです。Am45

これでもOKなのか。

観測写真以外は、なんだろう科学雑誌のイラストと同じ挿絵だろうか。

雑誌に投稿される方は、星(自然)が届けてくれた感動を伝えたい気持ちとか有ると思うのに。

言いたいことを、うまく表現できないのですみません。取りあえず盗作問題が片付いてから、画像処理を議論すべきです。

追記:

こういった作品でもいいのかと言ったのは、☆なびギャラリーでは天体写真と限定してないためです。当然表紙も天体写真とは言っていません。

天体写真では上記のような変形はだめだと思いますが、星空を表現するのに日周運動の表現や星の色を表現するため軌跡を使用するのはかまわないですよね。(もう長時間露光する時点で画像処理です人間の目ではこうは見えませんから)写真を撮影するということは画像処理を前提に成り立っています。人に伝えようとすると言葉だけでは伝わりません印画紙に焼付けたりして視覚的にしなければなりません。それがデジタルだろうが銀塩フイルムだろうとかまわないと思います。後は、暗くて光の色を見分けられない対象を視覚化する方法として色々工夫をしているのが現状です。比較的忠実に色再現した作品から擬似カラーでディテールを出そうとした作品も有り多様です。後は見る人の想像力です。私などはすごくダイナミックさを感じたりします(星の一生が見えるのですから)。星空の美しさや感動を伝えようとしている行為です。

私は、できるだけ色再現を忠実にしたいと思います。星の色は温度により青→白→黄→橙→赤となり星雲は輝線星雲の赤、緑、青(水素、酸素、窒素、ヘリウム)や反射星雲(星の色)などから構成されています。銀河の色も上記集合体ですので同じような処理です。(このブログの過去画像は間違った色表現してしまった物も有りますがそのままにします)とりとめの無い事を書きましたがつぶやきということでよろしく。

わすれてた、これは可視光だけの話でまだ電波やX線や紫外線や赤外線と一杯あります。紫外線や赤外線でみた銀河はどんな姿をしているか興味ありませんか、現在は、この領域まで感度のあるCCDで私たちでも撮影可能です。赤外線なら光害をあまり気にすることなく撮影できますので都心のど真ん中でも可能と思います。

なんらかの犯罪が有ると必ず夜道が暗いためなんて報道がある時代ですから今後、光害が増えることはあっても減ることは考えられません(光害を減らすことはエゴととらえられます。身近なご婦人方に夜道は暗いほうがいいか聞いてみてください、街灯は多いほうがいいらしいです)。宇宙を味わうには暗い所に遠征するか光害に影響されない周波数の撮影に特化するしかないですね。つぶやきつぶやき。

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2009年11月 2日 (月)

画像処理(画像作りでないか心配になり)

本人はデジカメ内で処理されている事をマニュアルで再現しているだけだと思っているが違うのだろうか。

M45 処理手順を書いてみます、間違っていたらコメントください。ステライメージ6でだいたいすませてます。

①バッチ処理でダークとフラット処理。

②ランダムノイズを消すため微光星に注意しながらホット&クールピクセル除去

③合成でマニュアルコンポジット(自動を使用しません、X,Y,回転を見ながら加算平均)

④G画像を2048ピクセル、B画像を2049ピクセルに(色収差による倍率収差を考慮して)

⑤星や星雲の無い端を選び各色のピクセル情報を取得(日本では光害に影響されないバックグラウンドが無い、いわゆる夜光、これをホワイトバランスの基準にして撮影地の光害も相殺する。条件のいい所で撮影してもレベル1000辺り)。この情報を元に各色を演算してそろえる。

⑥R、G、B合成をする(まずは、Rを基準にして、G、Bのコンポジットを仮想的に実施してX、Y回転の数値を求めてから一気に合成)。できた画像のヒストグラムはほぼ一致しているがレベル調整で少し微調整。

⑦L輝度画像を淡い所が出るまでレベル調整してその後高輝度部が飛ばないようデジタル現像。画像を2048ピクセルに。多数のL画像(8枚以上)が取得できればDrizzleをコンポジット代わりします。

⑧LRGB合成してほぼ完了ですが、できるだけ階調幅を有効利用できるようトーンカーブを少しいじります。又、シャープ系フィルターを少々使用します。マトリックス色彩強調も少々使用します。(デジカメでも内部の処理エンジンで少々しているはずです、なまデータを出してくるようなカメラは売れないでしょう。銀塩のフイルム写真に近づけそれを越えようとしているのでしょうね)

光害のひどい撮影地では少々強引な処理もしますが、おおむねこんな感じです。処理なのか作りなのか。観測写真では無いのでデジタル現像やトーンカーブはいじります。あくまで観賞写真です。なん光年、なん万光年と旅した光が作った像に間違い無いと信じています。近くまで出向いて眺められないのが残念です。

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