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2010年1月23日 (土)

光害地での系外撮影について

私は大きな望遠鏡を持って低光害地へ移動観測することは非常に困難です、たぶん腰にきてしまうでしょう。そのために光害地で撮影することになるのですが、どうしても強いレベル調整をするためバックグラウンドや淡い銀河周辺に斑が出てしまいます。Testngc2403l

以前撮影したNGC2403のL画像を165分間分重ねてみてみました。この青色で示した部分の腕を出したくて無理をしてしまう。これでも精一杯斑をなくしているのですが。ダークかフラットのせいか色々試してみたのですが結論として光害による斑で有り画像を重ねることにより多少でも軽減されることは確かです。系外を撮影している方はすでにご存知とおもいます。

①対光害フイルターは必須。

②露光時間は数個の輝星が飽和してもいいからできるだけ長時間に。一個や二個の星のために銀河を犠牲にしない。

③L画像は一晩一対象の気持ちで枚数をかせぐ。本当は数日掛けてと言いたい所だけど月が無く透明度抜群で数日晴れが続くなんてことは無いのでしょうがないです。

④カラー情報は少し手抜きでも可。星の色と明るい部分の色情報が取得できれば十分です。

これが私なりの結論です。主要な系外銀河を撮影するだけでも何年もかかりそうです。数年後にはもっとすばらしいカメラが出てきて時間短縮できるかもしれません。光害はひどくなっても無くなりはしませんから逃げずに工夫する以外ないです。でも不思議なことに不況と言いながら光害は減ることは無いですね。

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2010年1月18日 (月)

短時間しか撮れなかったM101銀河

一昨日の最後に薄明までの短い時間になに撮ろうと思案しましたが明るい対象ならということでM101(おおぐま座NGC5457)を撮影することにしました。見事な姿から回転花火とか言われる銀河で2700万光年先です。見かけ上の大きさも満月程も有り銀河を真上から見た感じです。又この銀河内に他のNGC番号がついた場所が9箇所あります。NGC5451/NGC5449/NGC5447/NGC5453/NGC5455

/NGC5458/NGC5461/NGC5462/NGC5471と多いです。M101

L:15分3枚、RGB:20分1枚のLRGB合成。

短時間でも明るいのでそこそこ写ります。

どうしても有名所を撮影してしまいます。もっと情報を入手して好対象を探さなければ。でもM51も撮りたいし・・・。

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2010年1月17日 (日)

昨晩の主目標M106

寒くなると頭も働らかなくなり指指し確認が必要になります。今回も対象を移動したのにピント確認を忘れました、シュミットカセグレン望遠鏡は鏡筒の方向が変化すればミラーが動く可能性が有りピントがズレる可能性があります。りょうけん座M106(NGC4258)は2500万光年先のセイファート銀河(異常に強い赤外線や電波を放つ銀河)です。M106

右側の小さい銀河はNGC4248です。

L画像:15分X7枚、RGB画像:各20分X2枚のLRGB合成です。

ピンボケは少し縮小で目立たなくなりました。

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寒さに負けずに撮影

最近流れて来る雪雲で撮影できませんでしたが、昨晩は良さそうな予感がしてダメ元で系外撮影に常滑の観測小屋まで出動。19時ごろまで頻繁に雲が流れ不安でしたがしばらくすると晴れ上がってきました。まずはリベンジと思いNGC2403を撮影、淡い所を抽出しようとかんばったのですが光害地では限界のようです。中部国際空港を離発着する飛行機の音が聞こえる都度、画面には入るなと祈りながら撮影です。Ngc2403_2

きりん座の渦巻き銀河で1370万光年と我が銀河から近いです。中央部左側の散光星雲はNGC2404というナンバーが振られています。銀河中央に穴みたいな所も有ります(デジタル現像で高輝度部を圧縮すると目立たなくなりますが)。不思議な銀河です。赤色の散光星雲 や青色の散開星団があちこちに見えます。それにしても寒かった使い捨てカイロ2個ハッキンカイロ3個を身につけていたのですが。部屋からの撮影できるのですがなんせ観測小屋が狭くC14にフードを付けて動かすと壁にぶつける可能性が有り離れられません。昔はフード無しで気にしなくても良かったのですが。

L:15分7枚、RGB:20分各2枚のLRGB合成です。

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2010年1月10日 (日)

無謀な撮影M109銀河

8日のNGC2683撮影後に月が上がりどうしょうかと思いましたが、雲が無い時はそうは無いと思い色の無い銀河なら行けるかとM109(NGC3992)おおぐま座を撮影しましたが、やはりホワイトバランスが難しくなりました。棒渦巻き銀河で面白い渦です。M109  

ちょっと色が変かな。月明かり中はナローしかだめかも。カラー調整に自信が有れば透明度良ければ半月くらいで90度くらい月から離れていれば撮影可能かも。私には難しいようです。

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2010年1月 9日 (土)

昨日の本命NGC2683

春の系外銀河を一個撮影するのが昨日の目標でした。B画像撮影中に雲の襲来にあいましたがなんとか撮影できました。R:G:B各20分2枚とL:15分7枚によりLRGB合成です。やまねこ座。Ngc2683  

月が昇る時間までに1対象の撮影が目標でしたがなんとか達成しました。こちらは暗いガイド星しか使えませんので4秒露光ですがこの方がガイドは安定します。

C14望遠鏡で常滑にて。

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本年度初撮りのM1

寒い。ひさしぶりの撮影でリハビリーを兼ねてM1(カニ星雲)を撮影。約1000年前の超新星爆発の残骸。今でも広がりつつあり少しづつ形を変えているそうです。どうもガイドが安定せづ星が円になっていません。シイングが悪い時は4秒露光くらいでガイドすべきでした。この時は1秒露光でガイドしています。M1  

緑が多いのはフィルターの性質です。多分緑の波長領域の輝線成分が多いのでしょう(酸素とか)。撮影時の赤画像を見たのですが爆発が立体的な感じで見えました。カラーにすると迫力が落ちてしまいました。立体感をだすにはどうすればいいのでしょう。R:G:B各20分露光2枚使用(合計2時間)のRGB合成。

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2010年1月 8日 (金)

撮影の決心つかず

寒いし風が強いし月が夜半には昇るし、雲が来ない保障はないし、なんて理由つけて出動してません。軟弱者です。一対象くらい物にできそうなんですが、今年の初撮りはまだまだです。最近の画像のM81で元データのすべてが出せるよう画像処理練習しています。天体写真はどこか観光写真に似た所があります、宇宙の絶景を撮りたい気持ちですね。皆さんも絶景を目にしたら記録に残そうとするでしょう、絵葉書でも買えばベストの時の写真が手にはいりますが(宇宙なら宇宙望遠鏡やハワイのすばる望遠鏡で撮影した画像ですね)自分でその感動を記録したいという欲求が心の中に沸くからでしょう。最近のデジタル画像処理を冷ややかに画像処理コンテストと批判する人がいますが、銀塩写真時にフィルムの相反不規則で表現できなかった所を表現したり受光素子に到着した光子データを十分引き出したり出来るようになってきたことがすごいと思うのですがどうでしょう。皆さんすごい元画像を苦労して撮影していて画像処理は味付け程度ですが、このデジタルな世界を知らない人から見ると画像を作る感じが強く感じられるのでしょう。

M81l

詳細を出そうと色々処理を繰り返しているのですがうまくゆかないです。(L画像10分8枚コンポジット)C14望遠鏡としてはこの辺りが限界なのでしょうか、それとももっと長時間露光、多枚数ならさらなる高みへ至るのでしょうか。

このC14シュミットカセグレン望遠鏡20年前の製品で当時50万くらいしました補正板のコーディングも無く鏡の再メッキもしていません、案外密閉度の高い望遠鏡は長持ちします(一部接着剤がへたり分解修理はしましたが)。長期間使用を考えると密閉タイプの光学系はお勧めです。

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