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2010年3月25日 (木)

カラーキャリブレーションうまく使えません、ギブアップ。

eXcalibratorが私には使えません。どうもFitsファイルのヘッダーにWSC(World Coordinates System)のデータがいるようです。私のカメラに添付されているキャプチャーソフトでは扱ってないようです。しかし別の使い道がありそうです。Aladinというソフトで各天文データを集めてくるのですが、そのデータをフィルターするパラメータがeXcalibratorにあり、それを実行するとG2型恒星を選択してくれるようです(間違いかもしれませんが)。選択された星のRGB比は、ほぼ共通でした(明るい暗いがありますのでレベルはそれぞれ違います)。これを基準として処理しなおしてみました。KonomiB側がやりなおした物。好みの問題レベルでしょうか。

間違いかも知れないので信用しないでください。私が推定しただけですので。詳しくはフィルターのパラメータを見ればいいのですが、私には理解不能かもと思い見てません(いいかげんですみません)。私の好みはBです。

追記:のぞいて見たら、G2を直接は、間違いでした、ジョンソンフイルターのBVRデータからの抽出でした。ドキュメントに説明されているとおりです。でも使えそうかな。

NGC5248でもためしてみました。Aが前の処理画像。Hikaku ちょっと緑が強い感じがします。

追記の追記:

なぜG2星が抽出が可能なのか調べてみました。まずはB,V,Rバンドについて。

青い光:B(Blue)

黄色から緑色の光:V(Visual)

赤い光:R(Red)

特定の色を透過する各フィルターで撮影したデータを使い、星の表面温度との関係を調べると

表面温度は約9000/(B-V)+0.85で表されるそうです。このB-Vを色指数(星の色)といいます。他の指標も使うようですが、天文台等で収集されたデータを使用してG2星に近いものを選び出すようです。

収集されたデータが家庭のパソコン上で見えることにも驚きますが、じみちに観測データ化した努力にも感嘆してしまいます。皆さんにもこのAladinのデータ世界を味わってみてください。研究者にもなれそうな気がしますよ。

星の色で検索をかけると、Sky Server(SDSS)のScience Projectsに面白い記述を見つけました。”星の色とは、2つのフィルター間の等級の差である”と表現されてました。たしかに比較基準で主観的なものではなくなります。これを利用した天体写真が美しいとは言えない可能性が高いでしょうが、自分なりの画像処理の基準にはなります。

Kさんの画像を私なりに見てみました。Kさんかってに画像を使用してすみません。

TesteXcalibratorで太陽と良く似た星としてAとBがフィルタリングされたのでその色情報を面積表示してみました。B側は赤が飽和に達しているため少し色傾向がはっきりしません。数値で見たかぎり赤が強いようです。でも銀河としては美しいと思いました。

上の私の画像の右側どうも光害カブリ(緑)が多いようにも感じます、微妙で好みの問題レベルの話ですが。

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2010年3月23日 (火)

赤緯モータの取り付けを暗闇で修理後のガイドテスト

前回の記事で書いたように、赤緯モータの取り付け位置がズレ回転しなくなり懐中電灯の明かりをたよりにバックラッシュも手の感覚で適当に修理しましたので透明度が落ちてきましたがガイドテストをNGC5364(おとめ座)で実施しました。欲をだしてNGC5363と同時撮影しようとしましたがあまりにも窮屈な画像になり諦めました。透明度悪くひどい画像ですが赤道儀は問題なさそうです、今後の参考になればと一応画像処理してみました。またすばらしい空がきた時狙いたい銀河です。隣の小さいのはNGC5360です。じっくり撮影したら腕の形が美しそうです。Ngc5364 とても酷いので画像縮小したりぼかしをいれてます。特にB画像がひどいので短波長側は透明度に左右されやすいのでしょう。

今、上坂さんのブログで紹介されていたeXcalibratorを試そうとしているがうまくゆきません。TestRedイメージの読み込みでエラーになってしまいます(Functionn load Fits keywords failed for RED image)。こんな最初でつまずいてます。私のFitsファイルのFitsヘッダーに問題があるのでしょう。先は長そうです。

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2010年3月20日 (土)

ひさしぶりの満足いく撮影でNGC4490/85

昨日は夕方すばらしい空を予感させる空、もう興奮しながら早めの夕食を食べ系外撮影に出発。途中通勤渋滞に会いましたが月没がまだ先ですから余裕です。薄明かりの中到着、観測小屋が住宅街の中にあるため回りの喧騒をききながらセッティング。気温も高くなり撮影も楽になってきました。

撮影は、りょうけん座NGC4490(大きい方)/NGC4485です。NGC4485によりNGC4490の腕が引き伸ばされ、まゆの形に見えるため、まゆ銀河とも言われます。Ngc4490R:G:B:20分2枚、L:15分7枚のLRGB合成です。

L画像撮影中の最後ごろ風が吹いた時から透明度が下がってきてしまいましたので次のターゲットの撮影はできませんでした。冷静さを失ったせいか南中をまたいだ目標を導入しようとして赤緯モータをぶつけてしまい夜中に異音を出してしまいました。咄嗟のことですぐ停止ボタンが押せなかったのです、モータの位置がずれたため暗い中修理するはめになりました。

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2010年3月17日 (水)

透明度の悪い夜のおまけM57

銀河のL画像追加もままならないし薄明まで時間が無いということで、明るいこと座のリング星雲M57(星の終わりの姿である惑星状星雲)をRGB撮影しました。時間が限られているので各20分露光の1枚です。ビニングしてないのでRGB全加算したものをL画像としました。2000mm近くの焦点距離でも小さな対象ですので中央部トリミング等倍画像です。望遠鏡による眼視でも明るいリング状に見えます。この星雲のさらに外側にこの星の終焉の初期に放出されたガスが花びら状にあるらしいです。ただナローバンドフイルターで長時間露光しないと写せないです。毎回撮りたくなる綺麗な星雲です。M57

星雲中心の白色矮星も出てます。この星の高紫外線によりガスが励起され発光しています。ガスの成分により発光色が違いカラフルになります。

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2010年3月15日 (月)

気乗りしなかったNGC4631を処理

小さな銀河撮影後ストレスが溜まったので大きく明るい銀河を狙いました。透明度最悪で鏡筒反転後ガイド星が探せずL画像が満足に撮れなかったためどうしようかと思いましたがとりあえず処理。色に関しては下図のようにヒストグラムの形を合わせてます。無理にレベル調整をしてヒストグラムの山の右側のカーブを見やすくしています。Photoあとはこのみに合わせ適当になのですが、美的センスがなく下がLRGB合成の結果です。Ngc4631りょうけん座のNGC4631です。銀河を横から見た状態らしいですが,上の伴銀河NGC4627の重力の影響で歪められているようです。別名:鯨銀河。 

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星の輝かない夜に撮影

昼の透明度のいい空に騙され系外撮影に行きました。夕方から夜にかけどんどん春の透明度の悪い夜になりました。折角なので撮影しました。NGC3395/96(こじし座)の相互作用銀河です。形が歪んで面白いのですが小さいです。Ngc3395 透明度が悪いとこまるのは、オフアキシスガイドのガイド星が見つけられないことです。南中時鏡筒反転をすると見つけられなくなり作品の完成できない時もあります。東か西で撮り切るつもりで時間配分しないとオフアキは難しい。まあ酷い透明度の時に撮影するほうが間違っているが、ひょっとしたら回復するかと期待しつつ撮影。

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2010年3月13日 (土)

春の銀河の最後かもNGC5248

春の銀河を撮影できるのも今シーズン最後かもと思わせるような天候が続きます。うしかい座にある、おとめ座銀河団の銀河NGC5248(渦巻銀河)を紹介します。綺麗な渦ではなく活発な活動する腕を持つ銀河です。これも緑かぶりしていたため調整。Ngc5248色の強調とかはしていません。L:15分4枚・R:G:B:20分1枚のLRGB合成。朝方に気流が安定したと思われます。透明度は相変わらずでしたが、サソリの頭も上がって白鳥も見えます、今回の新月もう一度撮影機械がおとずれるでしょうか、この調子ならもう無いかもしれません。

追記:

kさんの画像に対する私なりの回答です。Testaホワイトバランスを取る以前にヒストグラムのカーブが違いすぎることを表現したかったのですが表現能力不足でした。画像で表現した方が早いですね。緑の手書き円の所です。フォトショップでヒストグラムをカラー表示したものです。

系外銀河の画像は、ほとんどRGBの形が同じですほぼ同じカーブから突出した部分がHⅡ領域の赤だったり新しい星の集団領域の青だったり僅かなズレが銀河の色だったりします。

私のNGC5248は色彩強調した方が見栄えするでしょうね。まよう所です。

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2010年3月12日 (金)

M95の隣のM96(NGC3368)

ガイド星の見つからないM95をあきらめ隣のM96へ目標変更。M96 こちらは緑かぶりが認められたので緑を調整しました。西側の撮影になるのでG→B→Rの順で撮影すべきでしたGはできるだけ天頂近くで撮らないとだめですね。これも淡い広がりがあるようです。そこまで出そうとすると荒れますのでこの程度が限界です。次の処理は牛飼いの足元です。

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眠い空でのM95

光害にだまされ今まで色をいじりすぎていた。透明度がよくない中M95を撮影してみた。色はまったくいじっていません。

M95(NGC3351)しし座の棒渦巻き銀河。中央が極端に明るい銀河です。透明度が良くないため赤道儀の反転後オフアキシスのガイド星が見つからずL画像2枚からのLRGB合成です。淡い部分もかすかにしか出てない残念画像です。M95色はこんなものかと思います。リング状の星形成領域が面白い銀河ですね。

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G型星でフィルターとCCDの相性調査

透明度は落ちるものの撮影日和になりました。撮影系とホワイトバランスについて調査してみました。対象G型星は、しし座Leoε(G1Ⅱ)とおとめ座Virε(G8Ⅲ)です。フィルターはLPS-P2(光害フイルター)とIDASのゴーストレスフイルター。カメラはアルテミスArt4021m冷却CCDです。

Leoε

R                    

57633.3    62039.3       52840.7

Virε

R                    

65280.0    65295.4       65280.0

となりました。しし座εは東側低空でグリーンカブリの影響をうけてます。おとめ座εは深夜南中近く高い位置のため光害の影響がすくなかったようです。このフィルターとカメラの相性はよさそうです。感度差や透過率の差より光害の影響が大きいようです。これを考慮してG画像に注意した画像処理が必要だと思います。

あくまでも中光害地でLPS-P2(光害フィルター)を使用した結果です。低光害地ではどうでしょうか。調査機会がありましたらまたアップします。

ゴーストレスフィルターとKAI系CCDは相性が良いと低光害地での撮影でも感じていたのですが、それを低光害地で確認してみたい。                

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2010年3月11日 (木)

光害考

天候がままならないので光害と星の色について考えてみた。

星や星雲の色について感覚的な物で有り真の色なんてことは声高に言うつもりもない。機械センサーを使った道具で周波数分布を正しく表すにはという程度のことです。実際に目で色を見ることのできない対象を人の決めた色の規格で表そうということですから無理があります。しかし、よく目にするHR図のように温度と色は関連するものです、青い星は若い星とか、系外銀河の腕の中に青い部分が有ればそこでどんどん星が生まれる所とか想像できます。

光害による影響は全周波にわたって輝度レベルが底上げされる。これは色に影響しません。例として星の無い領域のレベルを比較した時、長野平谷(低光害地)ではRのカウントで630で、中部国際空港近くの常滑(中光害地)ではRのカウントで4409とおよそ7倍の差がありました(同じ光学系で無いので比較は乱暴ですが平谷の方が明るい光学系です又、常滑は対光害フイルターを入れてます、それにも関わらずこの状態です)。

問題は周波により影響の度合いが違うことです。フイルム時代の昔から緑かぶりとして知られていたことです。例えば、星の無い領域の赤レベルを1とした時、平谷でR:G:B=1:0.87:0.77となりほぼ光学センサー系の比となります。しかし常滑ではR:G:B=1:1.4:0.84となり緑のレベルがすごいです。原因の大部分は蛍光灯と水銀灯が空を照らした結果でしょう。

ということは、光害地では必ず緑Gの修正が必要になるということです。これを定量的に修正する方法が有ればいいのですが。ホワイトバランスをとることにより影響を軽減はできますがそれでいいのかどうか(手順として透過率や感度の補正をしてからWBをとる感じですか)。

上記の処理をしても見栄えがしないと思います、見栄えのための色の強調処理をどこまでするか難しい問題です。

色が無いのも寂しいので梅の花の絨毯です。Photo三重県津まで散歩です、前回の血液検査で医者に思い切り脅されましたので運動がてら。しかし天体写真等の徹夜はカロリー消費するのでしょうか、夜食がほしくても我慢です間食なんてとんでもありません。

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2010年3月 5日 (金)

天体写真の色をどうすべきかを考えてみた

まず色ってなんだろうと考えた。

ある波長域の電磁波(可視光)を3種類の錐体細胞で受光出力しそれを脳に伝えて脳内で情報処理することにより色として認識されるもので人それぞれ違っている可能性が有るものです。言葉などの学習により同じ認識として捉えているにすぎません(これが赤だ青だと周りから教えられることにより、色として心理的にとらえているだけです)。単なる波長差です。これが人の認識する色の正体です。ナローバンドなど連続光で無いものは便宜上の色であり今回の話からはずします。

天体の対象は錐体細胞に出力差を出すほどの強さが無いため機械センサー(フィルムだと化学反応センサー)を使用して微弱エネルギーを蓄えることにより目の代わりとして波長別の画像を作り画像処理や現像により作品とします。その時基準が無いと人の感覚に近い画像に近づけません。デジタルカメラなどは対象に十分明るさがあるため、十分吟味された画像処理エンジンをメーカーが開発しています。天体写真となると自分で画像処理することになり再現した色が本当に、その銀河を真近で目視したものに近いのか不安になります。(現在の天体写真は彩度が有りすぎですが)アンタレスやリゲルなど星の色を感じられるので波長差を抽出強調した画像に少しは意味があると思います。ただしいつも一定の処理を加えた画像でないと意味をなしません。

青のヒストグラムを強くするのは、太陽光=白色より輝くような白を表現するために青を強くしているのだと思います。この方が透明感も増します。これは好みの問題です。

以上の事をふまえ、対象撮影前に対象近くのGスペクトルの恒星をRGB撮影しておくことにより色の基準にしてみたらと思います。(自動導入用の星図ソフトに明るい恒星のタイプが載ってます)

これで光害地でも毎回一定の基準をもって色が出せるのではと思います。

遊びのM13(G型恒星か不明の右側の星を基準にしてみました。皆さんの画像を参考に見た所一番白色に近く見えたので試しに)。画角内にG型恒星が来る確立は低いのでこんな方法を考えてみました。

M13test

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2010年3月 1日 (月)

画像処理の修行(過去画像M63)

春一番が吹いたと思ったら、ひどい花粉症がぶりかえしました。やわらかティッシュとマスクが手放せなくなりました。マスクをするとメガネが曇りやすく観望も困難になり長時間のアウトドアはきびしいです。一晩で箱ティッシュひと箱を使う勢いになります。いい対策があれば教えてください。

画像処理に自信が持てないので過去データ(2009・04・03撮影のM63ひまわり銀河)を使用して再処理して諸先輩がたの画像と比べてみました。光害地撮影ですから淡い部分は勘弁してもらうとしても色が違うような。M63lrgb_2 皆さん銀河周辺はもう少し青っぽく、色も濁ってないような感じです。私の処理がどっか間違っているのかフィルターの違いなのか悩みます。これはIDAS-TYPE4で撮影したものです。IDAS BGRL RS2フィルターでも同じような発色になるため処理の違いからくるのでしょうか、悩みます。後バックグラウンドのノイズ除去と淡い部分のノイズ除去ですが皆さんの作品を見ると中間輝度部までボカシを入れている物が有り気になります。見栄えを優先するなら滑らかにした方がいいのかな。

追記:系外銀河風表現の色に関して考えてみました。諸先輩方の綺麗な系外をホワイトバランスの視点から見てみたら、わざと青にずらした作品が多かった、またその方が美しく感じられる。これは夜空が大気の影響で黒でなく濃い青として人に認識されるためでしょうか。不思議な感じです。そうすると作品とするためには厳密なホワイトバランスを取るより美しさを追求する方がよさそうです。こんなこと今更気づいたと言われそうですが。この天体写真の世界では知らない常識が存在します。他のブログ記事でもそんなのを見かけました。輝度差の無い星雲に対しデジタル現像を使わずにトーンカーブで処理なんてことは、常識だと思っていたのですがちがったようです。まあデジタル現像もトーンカーブをいじるので同じと言えば同じなのですが、岡野さんの本を読めば理解できます。多分このあたりが常識の最低範囲なのでしょう。初心者が入りずらいのがよく判ります。私も初心者なので日々情報収集しなければと修行を続けます。

しつこくいじつてます。M63 緑や青が弱い感じもしますが、どうでしょう。

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