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2010年9月27日 (月)

相変わらず画像処理リトライ

M27なんですがどうもRGB合成が一致してないようなのでやり直しました。原因は色による倍率収差と思われます。画像サイズをRを2048X2048、Gを2050X2050、Bを2051X2051でほぼ一致しました。私のC14望遠鏡は青板ガラスの補正盤ガラスとアクロマートのレヂューサで収差が大きいようです。F値が暗いことも有りフォーカス位置の大きな違いが無くなんとか撮影に使用できてます。M27aaたいして変化は無いので自己満足の世界です。何回も最初から画像処理を繰り返してます。

ひろしさんのファーストライト画像が気になりちょっといじって見ました。ひろしさんかってにすみません。上の画像でGBのヒストグラムのピーク幅がRより広いのは光害のせいではと推定しています。Test_ngc7789単なる推定です。色からすると案外年寄りな散開星団なようです。

追記:Eagleさんの表現の難しい質問の答えですが、関係するのは光害地の方のみです。光害の影響を受けたヒストグラム(極端な例)は下記のように左肩が広がりますのでここを赤で示したようにトーンカーブをいじり圧縮してしまいます。この左肩の部分に星雲の淡い部分が少し含まれることが有りサジ加減が必要です。散開星団の場合淡い部分を意識する必要はありませんので星の色だけに注意すればいいです。Testa ひろしさんの画像を見るとRとくらべGとBのピーク周りの幅が見られるためGとBのトーンカーブをいじりRと同じになるようにしました。後はPSの自動カラー調整にまかせました。

追記の追記:Eagleさん向け。コメントに書いたように画像を取り込みさせていただき少しいじった画像です、うまく行かないのでアップをやめていたのですが、Utoさんのコメントを見てモニターのせいもあるのではと思い画像をアップします。左がEagleさんが最初にアップした画像で右が私がいじったものです。画像処理は置いといて上のモノクロバーのA~19まで白ー灰ー黒と出ていますでしょうか、気になります。Test_m31 私はこのようなテストチャートを壁紙にしています。 

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2010年9月19日 (日)

撮影できない夜に

撮影できない日が続きストレスが溜まっています。そんな夜に星雲と星の色について少し考えてみました。最近の傾向として高級望遠鏡や微細素子のカメラなどを使用される方が多くいます。しかし星雲はともかく砂粒のような星では星の色が表現できていない気がします。星雲の表現としてはうるさい星が少なくなり良いのかもしれませんが、星雲は天の川の中のものが多いにも関わらず星々の中という表現が消えています。色を出すと不自然なのでしょうか。星雲の色を出そうとすれば自然と出てくると思うのですが。私の作品を見るたびに彩度有りすぎなのか気になります。Ic5146

星間物質(水素、ヘリウム、酸素、窒素等)の3形態です。

輝線星雲:紫外線等の光エネルギーで励起された電離ガスによる発光星雲。(水素は低エネルギーで励起されるため赤い星雲が多い、高エネルギーなら他の原子を励起して緑や青色もありうる)

反射星雲:励起される程のエネルギーを受けないが星に照らされてその星色に見えるもの。(上の写真で言うとIC5146回りの青または白い星雲)

暗黒星雲:星間物質により後ろの星が見えなくなり存在が判るもの。完全に隠さず有る程度星の光を吸収して星の色を赤っぽくするもの。(赤は波長が長いので透過しやすい)(上の写真で黒い部分の周りが赤ちゃける原因)

M8等をネットや雑誌で見ていてもそこまで表現しているか気になってしまう。私は彩度を落とすべきだろうか、星の色をいい具合に出せるこのシャープでない鏡筒を気に入っているのです。上の画像はRGB合成画像です、LRGB合成のように苦労せず簡単に色が乗ります、輝度を軟調になんて処理はいりません。最近は光害に負けやすい反射星雲以外はRGBでの撮影が多くなりました。

追記:NGC7331でLRGB合成の練習しました。どうしても色が鈍ってしまいます。上がRGB画像下がLRGB合成画像。Photo光害地の肌荒れを防ぐために彩度を押さえぎみにしているためかも。

その後の画像NGC7331:Ngc7331aa

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2010年9月14日 (火)

NGC891再処理

前回フラットが決まらず銀河の右下がおかしかったので再度処理しなおしました。Ngc891 これで銀河の色が左右で同じ色調になりました。やはり木曜の夜は透明度が良くないながらもシンチレーションは少ない状態でした。色の基準星としたのは左上の明るい星です、まずはこの星でRGBを合わせその後好みの色になるよう調整しています。

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2010年9月13日 (月)

不思議な所IC410のおたまじゃくし

金曜夜の画像です。前からこの部分が気になっていたので長焦点で狙ってみました。ぎょしゃ座の散光星雲(散開星団)IC410の一部で奇妙な所ですが拡大すればなにか判るかと思い写してみました。見た感じは濃密な星間ガスの中から星が生まれ、その星により周りのガスが吹き飛ばされ特にガスの濃い部分が柱のように残っているように見えます。M16星雲の創造の柱とかIC1396のゾウの鼻部分のようですね。Ic410_2

ナローバンドで撮影した方が判りやすいですね。とりあえずR画像を貼り付けます。Ic410rr自然にできる姿なのですが不思議な姿です。IC410自体は短焦点で狙う対象ですが、このおたまじゃくしはナローバンド(Hα:OⅢ:SⅡ)の好対象になりそうです。

これで木、金二日間の撮影分が処理完了しました。

今度はカメラレンズの撮影に再挑戦しなければ。冬の対象まで撮りたい物が目白押しです。

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金曜のサウナ状態の夜のNGC7814

透明度があまりない中でペガスス四辺形のγ星近くの銀河NGC7814を撮影。この銀河前日撮影のNGC891と同じように銀河を真横から見るエッジオン銀河です。あまり活動的な銀河では無いため中央に暗黒帯が真っ直ぐ伸びています。Ngc7814早く透明度が上がり系外銀河をスッキリ爽やかに撮りたいですね。透明度により光害で潰れる淡い部分が大きく変化します。

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2010年9月12日 (日)

NGC7331(ペガスス座の銀河)

9月10日の夜、晴れているので出動しました。晴れていると言っても水蒸気が多く透明度最悪でした。折角出動したので撮影開始、まずはNGC7331の渦巻きから、透明度最悪なためガイド星が見つからず中心を外した位置で撮影。この対象、前回も透明度が悪い時でした。Ngc7331_2 星座が描けないような透明度ですからよく写った方だと思います。しかし淡い部分は光害に飲まれました。じっと天候の回復を期待しましたが23時に少し回復しただけで朝まで残念でした。

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2010年9月11日 (土)

超新星残骸M1

一昨日の続きでM1かに星雲です。1054年に爆発したことが記録に残ってるそうです。この星がどうなったかというと超高密度の中性子星になりました(中央の2個並んだ星の右下側です)たった10キロメートルくらいの星ですが、角砂糖サイズで5億トンと桁はずれの重さらしいです。この星雲まだ膨張過程に在るため少しづつ姿が変わるそうです。

M1_2

R:G:B各15分2枚  RGB合成中央トリミング等倍画像です。GB画像も不思議な流れです。眼視で佐渡ヶ島に見えるのはGB画像が見えているのでしょう。Gb 上の赤い流れとは違いますね。

追記:中性子星のリングとジェットの部分。Compoこの部分なのですが、判らない方は心眼で見てください(冗談です)。ネット上でハップルのすごい画像を見てもらうと判ると思います。なんせ質量不足でブラックホールになりそこないの中性子星はすごいです。

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NGC891(アンドロメダ座)

一昨日のバブルの後に撮影したのはNGC891銀河です。銀河を丁度真横から見た状態です中央に暗黒帯(濃いチリやガスの集まりで星の光を遮っています)が有り面白いです。

R:G:B各15分1枚 L:10分6枚Ngc891 中央部トリミング等倍画像。下側少しカブリが残っているような。また後日丁寧に再処理します。この後M1を撮りました。眠いので処理は一寝入り後。

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2010年9月10日 (金)

NGC7635シャボン玉星雲

昨晩は遠征すべきか迷ったのですが遠征先の天候回復が夜半すぎになりそうでそれまで待つのもなんだかなーと思い蚊の攻撃に脅えながら常滑の物置観測所へ。到着時は透明度は落ちるものの良さそうな空でした。さっそくシャボンことBubble Nebula(カシオペア座)を撮影開始しました。B画像撮影中に雲が来襲してなかなか撮らせてもらえません、やっと22時ごろ撮影できるようになりなんとかL画像まで撮り終えました。透明度は薄雲も有りよくありませんが、シンチレーションは少なく星のまたたきも少なかったです。こんな時は系外銀河等は詳細が出るのではと気がせきました。

R:G:B各15分2枚 L:10分4枚Ngc7635

周り全体が赤い散光星雲で埋め尽くされているようですが光害下ではよく判りません、シャボンが主題ですので回りは落としました。

泡の中に有る青色超巨星が外郭を吹き飛ばしそれお励起して照らしています。このような星をウォルフ・ライエ星と呼んでいます。

雲に邪魔されながらも撮影できてよかった。この後また雲が来襲し夜半すぎまで撮影できませんでした。

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2010年9月 5日 (日)

続、よからぬ考え

画角を自由に変えて撮影できるとカメラズームレンズの使用を前回試行しましたが、今回は暗い夜空を求め平谷へ遠征しました。前回平谷でお会いしたTMさんも来られお話しながらとなりました。空の状態は曇りまたは雲の中ですが天気予報を信じしばらく待ちましたそうすると少しずつ雲が抜け星が見えてきました。

計画では(皮算用とも言う)ケフェウスのIC1396を200ミリで撮らえ次にカシオペアのIC1805,IC1848,NGC869,NGC884を100ミリで一網打尽にして月の影響が大きくなったら、おうしのレムナントを200ミリHαで捕らえる、完璧な予定でした。

結果は惨敗です。なぜかと言うとガイドが決まりません、どうやらカメラの取り付け不良で弱すぎました。ベランダテストでは80ミリで10分露光テストしかしていなかったのが敗因です、200ミリでガイドが流れてしまいます。カメラマウントだけでレンズの重さに耐えれ無いようです。

折角来たのに坊主で終わるのが悔しくてガイドズレが判らない80ミリで撮影に切り替えました。しかし10分しか露光できないため散光星雲の抽出には不満が残りました。

まずはIC1396Ic1396右上のSH2-129散光星雲が僅かしか出てません。でもこの画角も天の川の暗黒星雲の分布と相まって面白いです。

次はIC1805付近ですがR画像撮影中に雲の中に入り回復しそうでないので撤収しました。R画像10分3枚より。Ic1805もっと露光を掛け淡い星雲部を出したいですね。

なんとか黒歴史にしないよう強化マウントに変更して再度挑戦してみます。画角が対象により変更できるのは新鮮な感じです。もう秋の銀河の季節ですがチットモ涼しくならずC14での撮影は蚊が怖くてできません。大気も水蒸気が多く蒸し暑い日が続き夜は曇るパターンから抜けません。

追記:どうもこの画角なりの画像処理があるようです。微光星を残そうとしないほうが良さそうです。あとこの画像フラットを取得してないので省略しました。周辺減光特に感じ無いです。青ハロー対策としてL41フイルターを使用しています。処理しなおした画像がこれです、この方が星雲の感じが判りやすいですね。Aic1396IC1396と天の川の境が判りやすい。200ミリで撮影している時南側がどこまで続いているのかモノクロでは判りませんでした。どんどんガーネットスターを上に移動させポジションを探しましたが区別できません。広い範囲が写る分構図をしっかり計画しなければと思いました。

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